2014年01月11日

子どもはカウンセラーじゃありません

人は一人では生きていくことができません。誰かの助けを必要としています。
何か専門的なアドバイスを受けるとか、教えを請うとか、そういうことではなかったとしても話しを聞いてもらうこと、悲しみや怒り・痛みを理解してもらうこと、慰めてもらうことを必要とする機会は誰にでもあるでしょう。
自分一人では受け止められないことを誰かに聞いてもらい共感してもらうことで助けられ、前に進むことができるのです。

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礼拝を担当するようになって11年が経ったキリスト教主義老人ホーム 伊豆高原十字の園。施設長の森さんはブログをご愛読下さっているそうで嬉しいです(^^)v

しかし誰に聞いてもらっても良いわけではありません。
まだ未成熟な子育て期間中の子どもに親の悩みや苦しみ・痛みを聞かせることを習慣化するのは決して良いことではありません。
ある局面において親の気持ち、また親の弱さを率直に子どもに伝えることが意味を持つ状況はあるのですが、それはあくまで限定的なケースです。子育て期間中に、日常的に親が子どもを良き相談相手、慰め手としてしまうことは子どもの心に傷を与えます。

「いや、家の子は私の悩み事を聞くのを苦にしていない。嫌ではないと言っている」とおっしゃるかもしれません。
確かに子どもは親の話しを喜んで聞いてくれるでしょう。他の誰よりも自分の痛みを理解してくれますし、深く同情してくれます。親子の精神的な繋がりは特別ですから、子は親の心を自分のことのように受け止める感性を持っています。言ってみれば最高のカウンセラーです。
だからと言って親が子を悩み事の相談相手として利用してしまうとどういうことが起こるでしょうか。

子どもの心は未成熟です。親のことを心配しながら、自分の人生にも責任を持つなどという器用さも余裕もありません。親の不安や問題、苦しみを我がことのように受け止める子どもは自分の人生に鈍感になります。
そして結果的にですが、親の気持ちに関心を持つことで自分の人生を回避する癖がつきます。
やがて様々な場面で自分から目を逸らすために人の人生に過剰に関わろうとする共依存性。もしくは、子ども時代に大人のように振る舞ってきた欠けを大人になって取り返すかのように他者に頼り切る依存性が現れやすくなります。

ですから子どもをカウンセラーにして親の心に関心を持たせるのではなく、自分の人生にしっかりと向き合うこと。悩みや不安、喜び希望、自分の人生に備えられた一つ一つの事柄に正面から向き合い十分に味わっていけるよう促すことが必要です。
そうやって自分の人生に責任を持って生きることを学ぶことによって、やがて成長し本当の意味で他者の痛みを知り、援助できる人間に成長するのです。

子どもはやっぱり親が大好きです。健気なほどに慕ってくれています。親が話さなくても子どもなりに親の苦労は分かっているんです。気遣ってくれているんです。
ありがたいことですよね。だから、それ以上を子どもに求めてはいけません。
では、どうしても辛いとき、苦しいとき、悲しいときどうしたらよいでしょうか。「身近に居て、話すのに手軽で、良く分かってくれる子ども、、、」ではなくて、ちゃんとあなたが相談すべき人を見つけましょう。
人に話すことは悪いことではありません。むしろ人生にはぜったい必要です。恥ずかしいとか、面倒とか、申し訳ないとか、そんなこと言わずに相談すべき人に責任を持って相談しましょう。話を聞いてもらいましょう。それが、あなたが子どものために出来ること。また、しなければならないことです。
子どもには全力で向かい合うべき自分の人生があるのですから!
繰り返しになりますが、言われなくてもあなたのことをとっても心配して気遣ってくれているのが子どもなんです。

あなたの抱える悩み、問題どうぞお話し下さい。
川奈聖書教会はあなたを、そしてあなたのお子さんの人生を応援しています(^^)/
44-1728 E-mail kawanachurch@ybb.ne.jp
http://www.geocities.jp/kawanachurch/

posted by pastoryama at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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